2008年11月1日土曜日

銀輪の覇者 =★★★★=

斎藤 純 (著)/早川書房
戦前の国内自転車レースを舞台に様々な人間模様をミステリータッチに描いた小説。時代設定と共に言葉も古臭くしているところが面白い。

鋼鉄都市 =★★★★=

アイザック・アシモフ (著), 福島 正実 (翻訳)/早川書房
銀河帝国興亡史シリーズを完読した後なので、時代は遡って近未来の地球を舞台で同じロボット・ダニールが登場するのは興味深かった。アシモフのSFはSFでありながら人間心理の葛藤がストーリーの重要な部分を占めるところが面白い。

2008年9月1日月曜日

生かされて。 =★★★★=

イマキュレー・イリバギザ (著), スティーヴ・アーウィン (著), 堤江実 (翻訳) /PHP研究所
ルワンダの内戦、大虐殺を体験した少女の手記。情報化された現代にこのようなことが起こること自体に驚かされるとともに、人間の弱さを再認識させられる。

その数学が戦略を決める =★★=

イアン・エアーズ (著), 山形 浩生 (翻訳) /文藝春秋
統計を基にした絶対計算が社会を動かし始めていることを伝える本。過去の成功談を多く掲載していることで納得はできるが、目新しさは少ない。大企業のマーケッティング戦略では既に導入しているのではないだろうか。

買物欲マーケティング―「売る」を「買う」から考える =★★=

博報堂買物研究所 (著) /ダイヤモンド社
物欲と購買欲は異なるものになってきた。現代の一風変わった戦略で成功している例を挙げていかに売れ筋を作るかを考える本。もう少しデータや深堀りが欲しかった。

走ル =★★★=

羽田 圭介 (著) /河出書房新社
ビアンキに乗って皇居から青森まで旅してしまう高校生の話。物語としての深みは欠けるが、少し新鮮さを味わうことができた。

自転車をめぐる冒険 =★★★★=

疋田 智 (著), ドロンジョーヌ恩田 (イラスト) /
著者のエッセーは自転車の交通問題に加え、乗り方のマナーまで話題が広がってきて面白い。イラスト&ツッコミも結構いける。

もっとも美しい数学ゲーム理論 =★★★★=

トム・ジーグフリード (著), 冨永 星 (翻訳) /文藝春秋
ゲーム理論の発展の仕方、および優位性を紹介する本。刺激されるところが多く、たいへん興味深く読むことができた。この本を通じてアシモフのファウンデーションを読むことになった。