2010年4月28日水曜日

村上式シンプル仕事術―厳しい時代を生き抜く14の原理原則 =★★★★=

村上 憲郎 (著)/ダイヤモンド社
英語勉強法に続いて出版された仕事術。仕事術というより、勉強のための推薦図書の紹介。
英語を武器にする以前に、しっかり仕事ができないといけないという観点から、またグローバル化していく企業人として必要な知識についてポイントを解説。
財務や経済の知識については当然であるが、宗教や哲学に関する正しい知識を持ち、他国文化を理解できるようにしておくことを強調している点は米国企業で過ごしてきた著者らしい視点と言えよう。

2010年4月27日火曜日

坂の上の雲〈1〉 =★★★★=

司馬 遼太郎 (著)/文藝春秋
先日、テレビ放映されていたドラマを小一時間ほど観て興味を持ち、やはり有名な作品は原作を読む方が面白かろうと思い立って手にした。登場人物である真之や子規はどうしてもドラマの役者の顔をイメージしてしまうが、適役であり違和感はない。
明治初期の日本の様子、若者の様子がよくわかり、歴史の勉強にもなる。
著者にしてはやや砕けた口語調の解説コメントもあり、楽しく読める。

2010年4月25日日曜日

太陽を曳く馬〈下〉 =★★★★=

高村 薫 (著)/新潮社
オウム真理教と仏教の関係をテーマに、宗教とは何かを考えさせる展開となっている。物語の内容の濃さもさることながら、宗教について解釈や考察をこれだけ詳しく書くには著者の膨大な調査・研究があったのではないだろうか。
先達の知恵を参考にしたり、さまざまな文化の背景を理解することを目的にして、宗教に関する本を読むことが最近多いが、なかなかわかりやすい本は少ない。本書は小説ではあるが、新興宗教についての知識を得るための良書といえよう。

2010年4月20日火曜日

Twitter使いこなし術 パワーユーザー100人の「技」を公開 =★★★=

根岸 智幸 (著)/アスキー・メディアワークス
遅ればせながら、twitterの楽しいところはどこか?ブログとはどう違うのか?という疑問を持ちつつ本書を手にした。基本的な使い方から、マニアックな使い方まで紹介されていて、使い方やしくみについてはよく理解できた。
以下は勝手に解釈したもの
・文字数に制限があることで、たいした内容でなくても投稿できる雰囲気が作られた
・文字数が少ないこと、内容が簡素なことで、読み手も高速で閲覧できる
・フォローしたりフォローを解除することが容易にかつ勝手にできる気軽さ
・参加する敷居が低くなったことで、情報交換としてのネットワークの効果が大きくなった
ニュースを追ったり、人々の関心事を迅速につかむにはよいアイテムと言えよう。
ただし、個人的には人が大勢集まっているところに野次馬のように参加する感じを持ってしまう。

2010年4月16日金曜日

追記

『学問のすすめ』より
大事なことは、人としての当然の感情に基づいて、自分の行動を正しくし、熱心に勉強し、広く知識を得て、それぞれの社会的役割にふさわしい知識や人間性を備えることだ。
人民がもし暴力的な政治を避けようとするならば、いますぐ学問を志して、自分の才能や人間性を高め、政府と同等の地位にのぼるようにしなければならない。
商売の状態を明らかにして、今後の見通しを立てるものは、帳簿の決算だ。自分自身の有様を明らかにして、今後の方針を立てるものは、知性と徳と仕事の棚卸しなのだ。

坂本龍馬 =★★=

松浦 玲 (著)/岩波書店
最近流行りの龍馬もの。脚色された小説ではなく、実像を知りたくて読んでみた。
さまざまな資料から龍馬の行動を追っているのだが、著者が専門家であるが故に、データの信憑性や解釈に力が注がれていて、出来事の重要性がよくわからなかった。

学問のすすめ 現代語訳 =★★★=

福澤 諭吉 (著), 斎藤 孝 (翻訳)/筑摩書房
当初、教育論の本だと思っていたが、少し違った。
明治維新で社会は変革したが、文明や社会構造が西欧諸国に大きく遅れていることから、早期に国力を強化することを目的として教育を推奨している。よって、実学重視である。また、封建制度に慣れきってしまっていて、政治参加の意識の低い日本の国民に対して、主権は国民にあることを自覚させる文章も多い。
現代語訳されていてとても読みやすかった。

2010年4月7日水曜日

ビジネスマンのための「読書力」養成講座 =★★★★=

小宮 一慶 (著)/ディスカヴァー・トゥエンティワン
主にビジネス書の読み方について下記3つのポイントを推奨している。
①本によって読み方を変える(速読、通読、熟読、重読)
②レベルの高い本を読む
③熟読で論理的思考力を養う
著者は特にビジネスの専門分野の読み方としては多読より、少なくてもよいので③の読み方を重視する。
本書も含めて、本に書き込みを行うことを勧めるものが多いが、自分はなかなかそれができず、せいぜい付箋を貼る程度だ。勉強のために読む本や再読すべき本には、その時気づいたことを書き込んでみようと思う今日この頃である。

2010年4月5日月曜日

ツァラトゥストラはこう言った 下 =★★★=

 ニーチェ (著), Friedrich Nietzsche (原著), 氷上 英広 (翻訳)/岩波書店牧師の家に育ったニーチェがキリスト教を中心とする宗教的な価値観を否定していることは面白い。下巻は永劫回帰がテーマとなっているが、一回読んだだけでは十分理解できなかったので今後再読の機会を設けたい。