2010年3月1日月曜日

武士道―人に勝ち、自分に克つ強靭な精神力を鍛える 知的生きかた文庫 =★★★★=

新渡戸 稲造 (著), 奈良本 辰也 (翻訳)/三笠書房
明治時代の日本に宗教を通じた道徳教育が存在しなかったために、どのように道徳観を育てるかを海外に向けて説明するために国連大使の著者が英語で書いた本。(本書は翻訳となるが、言葉が古いので少々読みづらい)
日本の教育は儒学、神道、仏教などが基本となっていたが、日本人の価値観や礼儀作法まで広い範囲に含めて武士道と呼んでいる。現代社会で薄れている感覚もあるので興味深い。また、著者はキリスト教信者なのでキリスト教との比較も多く出てくるのが面白い。
武士道が武士以外の庶民にも共通の道徳観であったかどうかは少し疑問だが、きっと武士らしい生き方が美徳とされていたのだろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿