塩野 七生 (著)/新潮社
ローマの英雄スキピオが活躍。ハンニバルの地元スペインを攻略後、カルタゴ本国に攻め入り、遂に十数年間イタリアに居座っていたハンニバルを追い出すことに成功する。カルタゴに戻ったハンニバルとザマで戦い、大勝利する。
ただ、貢献者スキピオも十数年後には失脚させられる。一人の人間が権力を持ち続けることと、共和制のローマの体制が本来合わないものだったのだろう。
その後、ローマは周辺国の反乱をことごとく抑えていくことによって、東方はマケドニア、南方にはカルタゴを属州にして拡大していく。
長い目で見ると、ローマを恐怖に陥れたハンニバルが、逆にローマを強大な国にしてしまったという皮肉な結果となることが面白い。
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