梅原 猛 (著)/PHP研究所
浄土真宗について知識はあったつもりだが、歎異抄を読むのは初めてだ。宗教を信じる信じないは別問題として、生きていくうえでの悩みなど小さいものと思えるような大らかな気持ちになる。称名念仏・他力本願・悪人正機という教義についてもつながりのあるものとして理解できた気がする。
阿弥陀仏を絶対のものと捉え、人間は煩悩をもった自力では何もできないいきものとすることで、逆に他力(阿弥陀)に頼ることで浄土(極楽)へ往生できるという考え。究極の楽観主義なのだ。
逆説的な言い回しが多く、少し難解なところもあるが、本書は解説が充実しているのでわかりやすい。
無宗教という著者自身、歎異抄を”生きることへの勇気を取り戻させてくれる優れた書”と記している。
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