2010年12月1日水曜日

ローマ人の物語〈11〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(上) =★★★★=

塩野 七生 (著)/新潮社
ルビコン川を越えたカエサルがローマに戻ってきて実権を掌握する。
ローマからギリシャへ退散したポンペイウスと元老院派議員を追い、ファルサルス会戦において数で勝るポンペイウス軍に圧勝してしまう。カエサルのリーダーとしての迅速な決断力と行動力が際立った。
また、ローマ人同士の戦いなので、極力犠牲者を出さない解決策を探ったり、反対勢力への粛清は行わないなど、マリウスやスッラのやり方とは異なる度量の大きさを見ることができる。
エジプトに逃げたかつての英雄ポンペイウスのあっけない死は何とも寂しいものだった。

0 件のコメント:

コメントを投稿