2010年12月15日水曜日

ローマ人の物語〈14〉パクス・ロマーナ(上) =★★★★=

塩野 七生 (著)/新潮社
終身独裁官カエサルが共和制復古を期待する直接元老院派の権力を削減していった方法と異なり、アウグストゥス(オクタヴィアヌス)元老院派と協調しながら終身護民官となることで実質の支配者となり、着実に帝政の基礎を固めていく。老獪な戦略家である。
また、権力を掌握するだけでなく、平和が訪れたローマを安定成長路線に乗せていくことを目指して、政治、経済、軍隊統率、属州統治、食料問題などさまざまな分野で長期的な改革を行っていく。結構真面目な初代皇帝なのであった。

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